高橋ＧＯくるくるバリは終局か？
くるくるバリは終局か？
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goh
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くるくるバリを思いつくまま、試作を繰り返してきたけれど、・シンプルさ ・作りやすさ ・コスト
などの面で、最終的には、樹脂チューブ方式に落ち着いた。
特長をまとめると、
・くるくる回転部は樹脂チューブとし
・摩擦をできるだけ軽減するためにチユーブを短くした
・作りはいたって簡単だ、仮バリをチューブに入れて、根巻き糸で止める
・コストは、チューブ2.5mmほどで１個あたり１円程度
・ハリスは、１〜３号まではＯＫ
1〜1.5号の場合はすっぽ抜け防止の極小チューブがいる
３号の場合は、チューブ内径は0.7mmのものにする
※チューブは、アユツール社から購入
さて、この最終版に行き着くまでの経緯を振り返ってみたい。
まず、くるくるバリの原理は、以前から既に見聞きしていた。
�� アユツール社では二十数年前から１本バリ専用「フックスピナー」が販売されてきた
ホームページ http://www.ayutool.co.jp/
�� Ｇ社から「管つきチラシ」というハリが販売されて久しい
�� 酒匂川の木村オトリさんが、独自のくるくるバリを研究し一部に公開してた
私は、アユツール社のフックスピナーを使いこなしもせず、輪の部分でハリスが傷つくのではないだろうか、との不安があって、これまで使わずにきてしまった。 しかし、今般、くるくるバリを試作し、七転八倒するハメになってはじめてアユツールが最もシンプルで作りやすいことがわかった。改めて開発者chapさんには頭がさがったね、くるくるバリを試すなら、まずはアユツールの使用を推薦します。
Ｇ社の「管つきチラシ」は、押さえが一箇所で、プラプラするので、なんとなく頼りなさそうだったし、フトコロ近くに輪っかをつくればいいとは思っていたが、ハリ形状（狐/矢島）もイマイチ好きななれず、またハリ先が甘いという話も聞こえてきたので、発売当時に買ってはみたものの、一度も実釣することはなかった。
酒匂の木村さんは、Niftyパソコン通信時代からのネットで世話になり、私は強烈な影響を受けてきた、鮎への取り組み、仕掛け、技術など、５本バリも彼から教えてもらたね・・・、私の信服する一人である、ＰＥ方式のくるくるも作って使ってみた・・・。
このような背景があって、私が拘ってきた「ハリ先下向きバリ」の欠点（手返しの悪さ）を何とかしたい思いと重なって、私が納得できるバリの追究がはじまったのだった。
１．くるくる回転部
さて、写真を見ながら、主な試作の経緯を挙げてみようと思う。（Ａ） 酒匂に木村さんからあのヒントで、輪をＰＥ作ってはみたものの、輪っかを作ることがすごく大変なことが分かった。今は簡単に作る方法が見つかったが、そのときは二度とつくりたくない、とおもったものだ。
なお、輪からコブがスッポ抜けないように超極小ビーズを入れた。
回転は一番スムーズだと思う。
（Ｂ） 前段の輪を樹脂ジューブにした。アユツール社の内径6mmが硬さと対応ハリス範囲などで最適だと思う。後ろの輪っかは根巻き糸でさほど難しくなく作る方法が見つかった。これは見た目も美しく、ちょっと見では固定バリにしか見えないのも快感で、これが最終版だと、そのときは思ったね。
（Ｃ） ＭＬ仲間は、私と並行して、真鍮やアルミのパイプの方向で試作してた。私は樹脂性に拘ってはみたものの、ちょっとばっかし挑戦したくなり、ハンズ新宿店からアルミパイプを買ってしまった。買った量がハンパじゃなかったので、とことん追究せざるを得なくなったが、こと切断面のバリ対策で泥沼に入りこんでしまい・・・、樹脂チューブと比較すると面倒さと不安が高まり、ついにアルミチューブ方式は挫折してしまった。
なお、アルミ方式に掛けた総コストは8千円ほどだが、ま、研究試作費だ、無形の得るものが多かった・・・、と負け惜しみとしよう。
（Ｄ） アルミパイプを断念し、アユツール社に樹脂ジューブを発注して、この方式を最終版としようと決断した。
最初の試作らの改良点は、
・フトコロの輪っかをヤメたこと。
理由は、結びコブによってハリスの直線性が損なわれ、
スムーズに回転しないことがあった。
・樹脂チューブは、アルミ試作で分かったことだが、
長さはあまり必要ではなく、
2.5mm程度に短くしてもハリの方向性は安定するし、
なにより回転摩擦が軽減できつことだ
・パイプは樹脂なのでバリ問題は心配ないし、ハサミではなく
鋭利なカッターなら、サクッと取れて断面がきれいになる
・パイプは樹脂なので、ハリスの太さによっては結びコブが
潜り込む可能性があるので、１ランク小さいチューブ1mm程度の輪切りを入れて
潜り込みを回避した。
なお、ハリの前後に結びコブが２つあり、若干スマートさに欠けるが、しょうがないとしたい。
２．幹ハリス接続部
（イ） 従前のイカリやチラシのように、ハリスに直接くるくるバリハリを接続するというオーソドックスな方式で、くるくるハリ仕掛けを構成する基本形である。
（ロ） くるくるビーズ（クロスビーズ）を採用することにより、ハリ軸のくるくる機構が不要になるのでは？ と試作して見たが、よく観察すると、幹ハリスに重大な工夫をしなければならないことが分かった。
つまり、枝ハリスをただ差し込んで止めただけだと、そのハリスが水流でかなりたなびかないと（後ろに流されないと）針先がその重みで前方下に回転しないことが分かった。柔らかいハリスを使っても長さが短いために、後ろにたなびき難いのだ、もしたびかないとすると、針先が流れで後ろを向いたまま安定してしまい、ハリ立ちすらできなくなるのだ。
そこで諦める私じゃない、ハリスを初めから曲げて見た、曲げる方向はハリの背側に曲げなきゃならない・・・、どうしたら確実の曲げれるか、釣り続けても曲がりが保持されるのか、など試行錯誤した結果、結びは１回だ（８の字は真っ直ぐになるからダメ）、方向を決めて絞って結ぶと、ほぼ確実に狙った方向に曲がってくれた（経験とコツが要る！）。
この方式は、大発見だと思ったね・・・、
ま、ハリスがヘタってくると、果たして曲がりが狂わないか、などの不安もあるけど、いまだ実釣してみないと、なんともいえない状況だ、来シーズンに期待したい・・・。
（ハ） くるくるビーズは一旦保留としておき、幹ハリスから枝ハリスを出す部分は直結ではなく、枝ハリスで輪を作って絞ることで幹ハリスの回りをスムーズに回転できることは誰でも気づくことだが、その輪の向きが定まらないので、ハリ先が下に向く保証はまったくなくなるので、やっぱし、ハリはくるくるバリにせざるを得なかったが、なんか工夫がありそうで、これもあとで研究してみようと思う。
なお、この方式は、幹ハリスと枝ハリスは独立してるので、掛けバリ全体の浮力向上のために幹ハリスを太くでき、さらに使いやすいハリのあるハリスが使えるし、その代わり枝ハリスは追い鮎に絡みやすい柔らかいハリスが使えることだ。
この方式は、晴らして良い方法なのか、あるいは悪さがでてくるのか、など、未知なことが多いので、来期には、チラシ、マツバ、スズランなどに使ってみようと思っている。
以上をもって、くるくるバリの試作研究は、ひとまず、収束したことにしよう
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