測定開始(Excel表の説明)
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土壌の放射能低減実験その1 (go, 2013/5/31 18:20)
- 準備 (go, 2013/5/31 20:25)
- 混入する資材 (go, 2013/6/15 5:32)
- 測定開始(Excel表の説明) (go, 2013/6/17 9:20)
- 測定データ(2013/5/8~6/19)と考察 (go, 2013/6/19 12:37)
go
投稿数: 125
準備が整ったので、5/8から測定を開始した。
データは、上空線量(図左)とプランターの土壌線量(図右)の2種類を取り、Excelでまとめた。
求めるものは、EMによりプランター土壌の放射線量がどう変化していくのか? である。
実験データを考察する前に、Excel表の項目を説明する。
ア)データ取り込み回数
放射線は、時間も強さもランダムに発生するので、そのデータ処理が厄介で悩ましいね。 今回使う放射線測定器はHORIBA・PA-1000(シンチレーション方式γ線測定)だが、この測定器は直前60秒間を平均(移動平均)して10秒毎に表示してくれるけど、それでも表示データはランダムだ。
(参考)放射線の測定/特質を探る (作成は私)
今回の実験では、連続20回計ることとし、それを平均したのが平均値①である。
イ)土壌のみの放射線量を求める(その1)
少しでも精度をあげるために、四方を5cm鉛壁で囲って周辺からの放射線を遮断し、上空からの放射線データを計り②、プランターからの放射線データ①から差し引いて、土壌放射線量③を求めてみたが、標準偏差には幅がある。
ウ)土壌の放射線量を更に追求(その2)
遡上線量は日によってもバラつきがあり実態が見え難いため、最近の7日間の移動平均③を求めるてみたら、変化の傾向が見えてきた。
エ)セシウムCsの半減期由来の放射線減衰の影響を排除
測定した放射線は、何もせず放置しておくだけで時間と共に半減期定数に従って減衰していくので、計って統計処理した土壌データ③には、その減衰値も含まれているので、EMの効果を得るためにはその減衰値で補正しなければならない。
しかし、その減衰値を求めることは上場厄介である、すなわち、
・計った放射線は、半減期の異なるCs134とCs137からのものが混在していること、
従ってその構成割合がフクシマ爆発から785日後のいまも変化していていること、
・放射線エネルギーが異なるCs134とCs137の放射線をシーベルトSv測定していること、
つまり放射線Bqベクレル値は同じでも放射線測定Svシーベルト値は、Cs134の方が2.7倍強い。
(参考)セシウム 137 とセシウム 134)
ということで、図の下⑥を見ていただきたい、
・Cs134とCs137の割合は、
フクシマ爆発では「1:1」であるというから、
実験開始日は785経過しているので、「0.49:0.95」になっている
・この値にγ放射線のCs134の相対強さ比2.7を乗じた値1.31とCs1370.95の割合で
測定データに紛れ込んでいる。
・この紛れ込んだ放射線量は、図の「Cs半減期由来のγ線減衰量」と計算した。
オ)求めたい実効低減率
・この「Cs半減期由来のγ線減衰量」で移動平均線量④を補正(加算)したものが実効線量⑤であり、
・起点からの変化を「実効低減率」として%表示した。
データは、上空線量(図左)とプランターの土壌線量(図右)の2種類を取り、Excelでまとめた。
求めるものは、EMによりプランター土壌の放射線量がどう変化していくのか? である。
実験データを考察する前に、Excel表の項目を説明する。
ア)データ取り込み回数
放射線は、時間も強さもランダムに発生するので、そのデータ処理が厄介で悩ましいね。 今回使う放射線測定器はHORIBA・PA-1000(シンチレーション方式γ線測定)だが、この測定器は直前60秒間を平均(移動平均)して10秒毎に表示してくれるけど、それでも表示データはランダムだ。
(参考)放射線の測定/特質を探る (作成は私)
今回の実験では、連続20回計ることとし、それを平均したのが平均値①である。
イ)土壌のみの放射線量を求める(その1)
少しでも精度をあげるために、四方を5cm鉛壁で囲って周辺からの放射線を遮断し、上空からの放射線データを計り②、プランターからの放射線データ①から差し引いて、土壌放射線量③を求めてみたが、標準偏差には幅がある。
ウ)土壌の放射線量を更に追求(その2)
遡上線量は日によってもバラつきがあり実態が見え難いため、最近の7日間の移動平均③を求めるてみたら、変化の傾向が見えてきた。
エ)セシウムCsの半減期由来の放射線減衰の影響を排除
測定した放射線は、何もせず放置しておくだけで時間と共に半減期定数に従って減衰していくので、計って統計処理した土壌データ③には、その減衰値も含まれているので、EMの効果を得るためにはその減衰値で補正しなければならない。
しかし、その減衰値を求めることは上場厄介である、すなわち、
・計った放射線は、半減期の異なるCs134とCs137からのものが混在していること、
従ってその構成割合がフクシマ爆発から785日後のいまも変化していていること、
・放射線エネルギーが異なるCs134とCs137の放射線をシーベルトSv測定していること、
つまり放射線Bqベクレル値は同じでも放射線測定Svシーベルト値は、Cs134の方が2.7倍強い。
(参考)セシウム 137 とセシウム 134)
ということで、図の下⑥を見ていただきたい、
・Cs134とCs137の割合は、
フクシマ爆発では「1:1」であるというから、
実験開始日は785経過しているので、「0.49:0.95」になっている
・この値にγ放射線のCs134の相対強さ比2.7を乗じた値1.31とCs1370.95の割合で
測定データに紛れ込んでいる。
・この紛れ込んだ放射線量は、図の「Cs半減期由来のγ線減衰量」と計算した。
オ)求めたい実効低減率
・この「Cs半減期由来のγ線減衰量」で移動平均線量④を補正(加算)したものが実効線量⑤であり、
・起点からの変化を「実効低減率」として%表示した。