微生物による放射線量の低減方法が見えてきた

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なし 微生物による放射線量の低減方法が見えてきた

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/8/20 11:39 | 最終変更
go  管理人   投稿数: 125
ようやく微生物による放射線量の低減方法が見えてきたので、8/20現在までに分かったことを報告する。

まず最初に反省・考察し直しだ
 ・実験開始後、13日目ころから土壌表面の放射線量は、順調かつ急速に下がってきたが、
 ・31日目から低下が急にストップし、逆に反転してしまったのは何故だろうか?
ということなどの原因をも解明しなければならない。

光合成細菌だけで放射線量を下げるのには限界がある
これまでは、主に光合成細菌をいかに増やすかに、腐心してきた。
 ・光合成細菌のエサとしての良質のアミノ酸
 ・光合成細菌の密度を上げるための海藻エキス
 ・光合成の主要なミネラルであるマグネシウム
 ・微量元素が含まれている自然塩
 ・など・・・。
しかし、41日目以降、海藻エキスやアミノ酸を増強しても、あまり低減変化はできなかった。
EM3以外の光合成細菌商品を購入して試してもみたが、あまり変化は見られなかった。

酵母菌が重要な働きをしていることが分かった
そこで、糖蜜を与えてみたら、僅かだが明確な変化が出てきた。
  (・光合成細菌はエサとして糖分は必要としない、有機物と二酸化炭素があれば増える、
   ・そして糖分やアミノ酸などを産生し、他の微生物のエサを提供する)
この段階で、酵母菌の働きが重要であることを思い出したのだ。 酵母菌は、
 ・糖分をエサとして、様々な有用物質を産生し微生物叢を豊かにするが、
  二酸化炭素を排出するのである。
 ・二酸化炭素は光合成細菌の増殖には不可欠なものであるが、空気中に多量にある訳だから、
  酵母菌からの二酸化炭素を必要とするのか?との疑問がある・・・、
  やはり、酵母菌の産生するアミノ酸などの有用物質が多様な微生物叢が豊かになり、
  そのような環境になったことで、光合成細菌も一段と活発化した、と考えたい。
  
ということで、酵母菌の増殖を加速するため、酵母が多く含まれる甘酒を加えてみたら、
この処方は的中した、スグに放射線量は目に見えるかたちで下がりはじめたのだ。
しかし、この喜びも束の間、52・53日目で変化が止まって、再び逆転してしまった。
そこで更に考えた、これは酵母菌が増え過ぎて糖分が不足したのではないか、と。


そこで今度は、もっと酵母菌の密度を高めようと、酵母発酵液を作ることにした。
 ・原材料は、水、糖蜜、甘酒、EM1
 ・そしてイースト菌を加えると、半日で発酵が盛んになることは分かっていた。
 ・なお、ペットボトルをキャップを緩めると空気に触れ酵母は盛んに発酵する。
なお、夏場の常温だと、どうしても乳酸発酵が先に進むため、酵母が十分に発酵する前に
糖分が消費されてしまうので、冷蔵庫に入れて酵母発酵を優先させた。

そして、この発酵(途上の)液+少量の糖蜜を53日に散布したら、
案の定、翌日の54と55回目で、
ぐんぐんと放射線量が下がっていったのだった。(上のグラフは、この段階でのものである)


放射線量の減少の限界を知りたくなった、どこまで下げれるんだろうか?
これまでの反省と考察から、次のことに配慮していきたい。

 ・糖分は絶対に欠かさないこと。
  一たび糖分が欠乏すると、酵母菌は増えないどころか死滅してしまうものらしい、
  すべて死滅してから慌てて糖分を投入してもダメ、はじめからやり直す必要がある。

 ・土壌の水分が少なくなると微生物の活性度が落ちるので、水分は欠かさないこと。
  プランター土壌の水分を飽和状態にしたいために、
  プランター底の穴から水が僅かにこぼれ程度を目安にする。
  受け皿に溜まった水はプランターに戻せる。

 ・光合成細菌のエサも欠かせないので、適時にアミノ酸や海藻エキスを与える。

 ・たまには米ぬかボカシの土壌表面散布も必要と思われる。
   ・光合成細菌はじめ他の微生物叢を豊かになるし、
   ・土壌表面はヒメイワダレ草でびっしり覆われているけど、乾燥を抑えることにもなるし、
   ・ボカシに糸状菌が増えて表面を覆ってくれる。
    糸状菌は放射能物質を細胞内に取りこむことが知られているので、
    放射能の崩壊を早める働きに影響している可能性もある。
などなど・・・。


「放射線の増加(=崩壊加速説)」の追究
既に、崩壊加速説を匂わせる現象(25~35日目の土壌表面とプランター底面の比較)に注目してみると、
 ・表面放射線は低減しているのに、底面放射線の方は上昇している、という点だ。
    ・光合成細菌が増え続けているのなら、底面方放射線だって増えているハズだが、
     実際は逆の結果になっている。
     つまり光合成細菌の「放射線吸収説」だけでは説明つかない・・・
 ・それは「放射能の崩壊加速説」も並行して起こっていると考えると辻褄が合う、
    ・つまり、表面も底面も、放射線は起点よりも増えていたのではないか、ということだ。
    ・土壌表面では、放射線が増えた量以上に吸収の量が大きかったので結果は下がって見えた、
    ・一方、底面では、放射線の増えた量と吸収した量とは拮抗していたので、
下がり方が少なく、時には起点よりも多くなり、行ったり来たりしているなど、
     微妙なバランスなかで、その差だけが放射線量として計測されていたのだ、と。
 ・このような現象は、50~55日目でも起こっている。


土壌表面を見る限り「放射線吸収説」は明らかなので、その逆の動きである「崩壊加速説」が浮上してくる。

この崩壊説の追究こそが、本実験の目的になりそうだ。
 

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