放射能崩壊加速説の信ぴょう性が高まった
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放射能低減実験その2 (光合成細菌の効果が見えてきた) (go, 2013/7/27 16:42)
- 光合成細菌に関する情報 (go, 2013/7/30 12:30)
- 線量変化のグラフ (go, 2013/8/6 15:12)
- 空間線量を組み込む (go, 2013/8/12 10:32)
- なぜ放射線量は変化するのか? (go, 2013/8/13 4:58)
- 分析指標を改善 (go, 2013/8/17 7:39)
- 微生物による放射線量の低減方法が見えてきた (go, 2013/8/20 11:39)
- 放射能崩壊加速説の信ぴょう性が高まった (go, 2013/8/24 14:24)
- 放射能低減実験その2/後半の実験報告 (go, 2013/9/22 14:31)
go
投稿数: 125
既に、土壌表面の放射線量低下の考察から放射線吸収説の信ぴょう性は確実であろうと述べた。
一方、放射能崩壊加速説については、その可能性を推測できる程度しか分からなかったが、
移動平均の重みづけを変えて変化を詳しく観察したら、崩壊加速説の信ぴょう性が一気に高まってきた。
以下、移動平均の重みづけ(フィルター)を変えながら考察してみたい。
なお、移動平均の重みづけ3種にてグラフを作った。
・移動平均(a):なし 重み係数{ 0,0,0,0,0,0,1 }
・移動平均(b):等差0.2 重み係数{1.0,1.2,1.4,1.6,1.8,2.0,2.2 }
・移動平均(d):等比2倍 重み係数{ 1,2,4,8,16,32,64 }
●下のグラフ移動平均(b)は、前回まで使ってきたグラフである。
・このグラフから分かることは、
土壌表面の放射線は確実に低下していることである。
・この低下は、偶然のものではなく、土壌の微生物叢を恣意的に操作した結果である。
特に光合成細菌の密度を高めるための処方の仕方によって明確に表れた結果である。
●次のグラフは、過去6日分を加えた移動平均ではなく、その日のデータだけをプロットしたものである。
注目したいのは「プランター底面の放射線の変動」である。
・一見すると、放射能崩壊のランダム性そのもののようにも見えるが、
・ジックリ観察してみると、「土壌表面の変動と極めて相関が高い」ことが読み取れる。
つまり、土壌表面の放射線量が下がると、少し遅れてプランター底面放射線量は上がりはじめる、
ということだ。
この相関関係を分かりやすくしたいがために、指数(2倍)重づけの移動平均グラフ↓を作ってみた↓
(指数重みづけの狙いは、測定日のバラつきを吸収しつつ、直近データを重視するもの)
●土壌表面とプランター底面の放射線量の挙動には、明らかな相関が見られる、つまり、
「土壌表面が下がりはじめると、(直前2日の重みが移動平均されるので)概ね1日後には、プランター底面が上がりはじめている」。
具体的なタイミングは次の通り、
・土壌表面9日目 → プランター底面11日目
・土壌表面13,14,15日目 → プランター底面15,16,17日目
・土壌表面20,21,22日目 → プランター底面20,21,22,23日目
・土壌表面24~30日目 → プランター底面25~31日目
・土壌表面33,24日目 → プランター底面34,35日目
・土壌表面37,38日目 → プランター底面37,38,39日目
・土壌表面40,41日目 → プランター底面42,43日目
・土壌表面48~51日目 → プランター底面49~52日目
・土壌表面54,55,56日目 → プランター底面55,56日目
このように、全期間のほぼ全ての大きな変動について明確な相関が認められる。
(このことは、「移動平均なしのグラフ」でなら、もっとハッキリ確認できる)
従って、プランター底面で観察される放射線の変動は、崩壊のランダム性ではなく、
微生物叢内の何らかの複数のメカニズムによるものと考えられる。
●以上を要約すると、
①土壌表面の放射線量の低下は、光合成細菌の密度が高まり放射線の吸収量が多くなったため、
透過した地表への放射線は減衰(低減)したものと考えられる(放射線吸収説)
②プランター底面の放射線量が時おり起点値を大きく超えるなどの変動は、
光合成細菌などの微生物叢の何らかの働きで放射能の崩壊が加速したと考えられる(放射能崩壊加速説)
③土壌表面の変動とプランター底面の変動は密接に相関していることから、
放射線吸収による放射線低減と放射能崩壊加速による放射線増加が同時に起こっている、
と考えられる。
--補足--------------------------------------------------------------------
PS. この実験での分析手法は、すでに述べたように、
・放射線測定データ連続20件の平均値(ランダム性平準化)を空間線量変動値で補正して
その日時分の放射線線量値Aとし、
・このAには実験開始からの放射能(半減期)崩壊による放射線量減少分が含まれているので、
別途計算にて実験開始時点からの放射線減少値Bを求め、Aに加算することで、
微生物叢だけの変化を表す「効果指標仮想線量」を導き、それをグラフ化したものである。
従って、グラフに表れた変動は、
「微生物叢の環境を外部操作することによって引き起こされた現象」なのである。
----------------------------------------------------------------------
さて、そろそろ、放射能低減(放射線吸収および放射能崩壊など)を、
別の視点からも確認すべく新たな実験に向っていきたい。
一方、放射能崩壊加速説については、その可能性を推測できる程度しか分からなかったが、
移動平均の重みづけを変えて変化を詳しく観察したら、崩壊加速説の信ぴょう性が一気に高まってきた。
以下、移動平均の重みづけ(フィルター)を変えながら考察してみたい。
なお、移動平均の重みづけ3種にてグラフを作った。
・移動平均(a):なし 重み係数{ 0,0,0,0,0,0,1 }
・移動平均(b):等差0.2 重み係数{1.0,1.2,1.4,1.6,1.8,2.0,2.2 }
・移動平均(d):等比2倍 重み係数{ 1,2,4,8,16,32,64 }
●下のグラフ移動平均(b)は、前回まで使ってきたグラフである。
・このグラフから分かることは、
土壌表面の放射線は確実に低下していることである。
・この低下は、偶然のものではなく、土壌の微生物叢を恣意的に操作した結果である。
特に光合成細菌の密度を高めるための処方の仕方によって明確に表れた結果である。
●次のグラフは、過去6日分を加えた移動平均ではなく、その日のデータだけをプロットしたものである。
注目したいのは「プランター底面の放射線の変動」である。
・一見すると、放射能崩壊のランダム性そのもののようにも見えるが、
・ジックリ観察してみると、「土壌表面の変動と極めて相関が高い」ことが読み取れる。
つまり、土壌表面の放射線量が下がると、少し遅れてプランター底面放射線量は上がりはじめる、
ということだ。
この相関関係を分かりやすくしたいがために、指数(2倍)重づけの移動平均グラフ↓を作ってみた↓
(指数重みづけの狙いは、測定日のバラつきを吸収しつつ、直近データを重視するもの)
●土壌表面とプランター底面の放射線量の挙動には、明らかな相関が見られる、つまり、
「土壌表面が下がりはじめると、(直前2日の重みが移動平均されるので)概ね1日後には、プランター底面が上がりはじめている」。
具体的なタイミングは次の通り、
・土壌表面9日目 → プランター底面11日目
・土壌表面13,14,15日目 → プランター底面15,16,17日目
・土壌表面20,21,22日目 → プランター底面20,21,22,23日目
・土壌表面24~30日目 → プランター底面25~31日目
・土壌表面33,24日目 → プランター底面34,35日目
・土壌表面37,38日目 → プランター底面37,38,39日目
・土壌表面40,41日目 → プランター底面42,43日目
・土壌表面48~51日目 → プランター底面49~52日目
・土壌表面54,55,56日目 → プランター底面55,56日目
このように、全期間のほぼ全ての大きな変動について明確な相関が認められる。
(このことは、「移動平均なしのグラフ」でなら、もっとハッキリ確認できる)
従って、プランター底面で観察される放射線の変動は、崩壊のランダム性ではなく、
微生物叢内の何らかの複数のメカニズムによるものと考えられる。
●以上を要約すると、
①土壌表面の放射線量の低下は、光合成細菌の密度が高まり放射線の吸収量が多くなったため、
透過した地表への放射線は減衰(低減)したものと考えられる(放射線吸収説)
②プランター底面の放射線量が時おり起点値を大きく超えるなどの変動は、
光合成細菌などの微生物叢の何らかの働きで放射能の崩壊が加速したと考えられる(放射能崩壊加速説)
③土壌表面の変動とプランター底面の変動は密接に相関していることから、
放射線吸収による放射線低減と放射能崩壊加速による放射線増加が同時に起こっている、
と考えられる。
--補足--------------------------------------------------------------------
PS. この実験での分析手法は、すでに述べたように、
・放射線測定データ連続20件の平均値(ランダム性平準化)を空間線量変動値で補正して
その日時分の放射線線量値Aとし、
・このAには実験開始からの放射能(半減期)崩壊による放射線量減少分が含まれているので、
別途計算にて実験開始時点からの放射線減少値Bを求め、Aに加算することで、
微生物叢だけの変化を表す「効果指標仮想線量」を導き、それをグラフ化したものである。
従って、グラフに表れた変動は、
「微生物叢の環境を外部操作することによって引き起こされた現象」なのである。
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さて、そろそろ、放射能低減(放射線吸収および放射能崩壊など)を、
別の視点からも確認すべく新たな実験に向っていきたい。