放射能崩壊加速説?現象の確認
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放射能低減の実験報告 (放射線吸収・放射能減量を実証) (go, 2014/10/31 18:59)
- 実験方法およびデータ処理 (go, 2014/11/1 6:41)
- 放射線吸収説とその実証 (go, 2014/11/1 6:42)
- 放射能崩壊加速説?現象の確認 (go, 2014/11/3 3:55)
- 実験を終えて (go, 2014/11/18 10:54)
go
投稿数: 125
放射能の半減期は「いかなる高圧・加熱・化学処理・電磁力でも変化しない」、と言われており、
専門家たちは「微生物ごときに放射能は低減できない」と一笑に付し、多くの国民はそれを信じている。
私は、2013年夏に「実験そのⅠ」を行い、「光合成細菌は放射線を吸収する」という現象を捉えて公開したが、
同時に、放射能の崩壊が早まっているとしか考えようがない現象も見受けられた。
そこで翌2014年夏には、再現実験「実験そのⅡ」を行った結果、放射能が低減しているデータと、
それを裏付けるような現象を確認することができた。
(1) 放射能が低減
実験そのⅡにおいて、実験開始時および実験終了時に、放射能汚染土壌を充分に加熱乾燥して放射線量を測定した。
加熱乾燥したことによって土壌微生物は死滅するので、計測される放射線量は、汚染土壌に含まれる放射能そのもの
から発する放射線なので、開始時線量と終了時線量の差から放射線低減量が求まる。
下図の赤と青の矢印線がそれぞれ底面放射線量と表面放射線量の低減状況である。
(低減量計算) (土壌表面) (プランター底面)
① 実験開始時の放射線量 0.66661μSv 0.19878μSv
② 実験終了時の放射線量 0.53254μSv 0.18525μSv
低減量(①-②) 0・13407μSv 0.01353μSv
低減率(%) -20.1% -6.81%
(この線量値はExcel内部データのものであり、図の数値は四捨五入のものである)
この低減量の単位は、放射線量μSvであり、一般的に低減量を表す放射能量Bq/kgではないものの、
Bq値の減少の大きさは、Sv値の減少の大きさによっても知ることができる。
土壌表面放射線量は低減率 20.1%であることから、
半減期崩壊だけ(微生物の働きがない状態)で20%を低減するには約 500日の日数が必要になる。
つまり「土壌微生物が働くことによって低減期間が5分の1に短縮でた」ということでもある。
このように崩壊期間が大幅に短縮することから、微生物が働くことによる「放射能崩壊加速説」と命名した。
(2) 光合成細菌が増加することにより放射能の崩壊が促進されている現象の確認
実験そのⅠおよびそのⅡでは、土壌表面の放射線量の変化と底面放射線量の変化には強い逆相関の関係がある。
つまり、土壌表面放射線が低下した直後には底面放射線量が上昇する、という関係である。
この現象は何を言おうとしているか?
・土壌表面の線量低下は、土壌表面の光合成細菌層によって吸収された結果であることは分かった(放射線吸収説)
・底面の線量の上昇は、表面線量とは逆関係なので、放射線吸収説では説明がつかない
・底面放射線が上昇/下降を繰り返しているので、セシウムの底面沈下によるものとは考えられない
この逆相関の現象は実験そのⅡでも再現している。
これは、上記(1)で「放射能が低減している事実」を裏付ける「放射能の崩壊が加速された」ことの現象であると考える。
土壌微生物が働くと、放射能汚染土壌の中では、
① 微生物叢(光合成細菌が主体)によって放射線量は低下する(放射線吸収説)
② 微生物叢(光合成細菌放射線が主体か?)によって、放射線量は増加する(放射能崩壊加速説)
③ もちろん、本来の半減期崩壊による線量の減少は当然である
つまり、プランターの中では、①と②は同時に起こっているのだろう。
(当実験のグラフでは③半減期崩壊による線量は補正されているので論点からは除外)
・表面では、②によって線量は余計に増加するが、①によって吸収され計測されている。
・底面では、①による吸収はほとんど無く、②による線量増加分が計測されている。
ということなのであろう。
(3) 放射能が加速崩壊している確証データ
下図は、実験そのⅡの底面線量グラフにおいて、底面線量の最終値端を横軸線上に回転移動したものである(赤太線)。
開始端と最終端の線量の値は、加熱殺菌処理直後の放射線量なので、
この回転移動処理を施すことにより、横軸線は微生物の影響を受けない「土壌の放射能から発するのみの放射線量レベル」を意味する。
従って、底面線量が横軸線より上にはみ出している箇所(イ)に注目すると、
放射能崩壊加速によって放射線量が増えていることを示す物的証拠となれるものである。
なお、赤太線の底面線量データは、実際には土壌に含まれる水分によって放射線が減衰することで線量は低下しているので、
少なくとも3%~2%ほどは低下しているものとみなし、補正線を描いてみた(ロ)。
この分析処理により、土壌微生物が働くと、ほぼ全面的に放射能崩壊が加速していることが推測できる。
--------------------------------------------------
以上の(1)(2)(3)のことから、土壌微生物が働くことによる「放射能崩壊説」は仮説レベルではなくなった。
・(2)は状況証拠でしかないが、
・(1)と(3)は物的証拠に近い。
しかし、「放射能崩壊加速説」の真偽は謎である、ぜひ現象を確認されて謎を解明して頂きたい。
なお、これまでに多くの農家や環境ボランティアなどから放射能/放射線の低減が実現しているとする具体的な
報告がなされているが、その理由とするコメントが気になる、
①光合成細菌が放射能の崩壊を抑えているのではないか
②光合成細菌の細胞内に取り込まれ無害化しているのではないか、
というものである。
しかし、もし①や②の働きによるものならば、土壌を加熱乾燥処理して光合成細菌を死滅した後に測定すると
「放射能は減量されていない」ってことになるはずなので、私の実験の結果を説明できるものではない。
私は今まとめながら、「放射能崩壊加速説」は、ひょっとして正しいのではないか、との想いは消えていない。
最後に、蛇足ではあるが、
・「放射線吸収説」の現象とメカニズムから解明できたが、
・「放射能崩壊加速説」の現象と物証もとることができた
・しかし「放射能崩壊加速説」のメカニズムは不明である、何がどうして加速させるのか?
でも、現象は掴んだ、再現性もある、誰にでも再現できるので、科学たり得ることは確かである。
再現性のある現象は、将来必ず解明されてきているのが科学の歴史であり、現象の追求が科学の進歩でもある。
誰かが解明されることを、期待している。
専門家たちは「微生物ごときに放射能は低減できない」と一笑に付し、多くの国民はそれを信じている。
私は、2013年夏に「実験そのⅠ」を行い、「光合成細菌は放射線を吸収する」という現象を捉えて公開したが、
同時に、放射能の崩壊が早まっているとしか考えようがない現象も見受けられた。
そこで翌2014年夏には、再現実験「実験そのⅡ」を行った結果、放射能が低減しているデータと、
それを裏付けるような現象を確認することができた。
(1) 放射能が低減
実験そのⅡにおいて、実験開始時および実験終了時に、放射能汚染土壌を充分に加熱乾燥して放射線量を測定した。
加熱乾燥したことによって土壌微生物は死滅するので、計測される放射線量は、汚染土壌に含まれる放射能そのもの
から発する放射線なので、開始時線量と終了時線量の差から放射線低減量が求まる。
下図の赤と青の矢印線がそれぞれ底面放射線量と表面放射線量の低減状況である。
(低減量計算) (土壌表面) (プランター底面)
① 実験開始時の放射線量 0.66661μSv 0.19878μSv
② 実験終了時の放射線量 0.53254μSv 0.18525μSv
低減量(①-②) 0・13407μSv 0.01353μSv
低減率(%) -20.1% -6.81%
(この線量値はExcel内部データのものであり、図の数値は四捨五入のものである)
この低減量の単位は、放射線量μSvであり、一般的に低減量を表す放射能量Bq/kgではないものの、
Bq値の減少の大きさは、Sv値の減少の大きさによっても知ることができる。
土壌表面放射線量は低減率 20.1%であることから、
半減期崩壊だけ(微生物の働きがない状態)で20%を低減するには約 500日の日数が必要になる。
つまり「土壌微生物が働くことによって低減期間が5分の1に短縮でた」ということでもある。
このように崩壊期間が大幅に短縮することから、微生物が働くことによる「放射能崩壊加速説」と命名した。
(2) 光合成細菌が増加することにより放射能の崩壊が促進されている現象の確認
実験そのⅠおよびそのⅡでは、土壌表面の放射線量の変化と底面放射線量の変化には強い逆相関の関係がある。
つまり、土壌表面放射線が低下した直後には底面放射線量が上昇する、という関係である。
この現象は何を言おうとしているか?
・土壌表面の線量低下は、土壌表面の光合成細菌層によって吸収された結果であることは分かった(放射線吸収説)
・底面の線量の上昇は、表面線量とは逆関係なので、放射線吸収説では説明がつかない
・底面放射線が上昇/下降を繰り返しているので、セシウムの底面沈下によるものとは考えられない
この逆相関の現象は実験そのⅡでも再現している。
これは、上記(1)で「放射能が低減している事実」を裏付ける「放射能の崩壊が加速された」ことの現象であると考える。
土壌微生物が働くと、放射能汚染土壌の中では、
① 微生物叢(光合成細菌が主体)によって放射線量は低下する(放射線吸収説)
② 微生物叢(光合成細菌放射線が主体か?)によって、放射線量は増加する(放射能崩壊加速説)
③ もちろん、本来の半減期崩壊による線量の減少は当然である
つまり、プランターの中では、①と②は同時に起こっているのだろう。
(当実験のグラフでは③半減期崩壊による線量は補正されているので論点からは除外)
・表面では、②によって線量は余計に増加するが、①によって吸収され計測されている。
・底面では、①による吸収はほとんど無く、②による線量増加分が計測されている。
ということなのであろう。
(3) 放射能が加速崩壊している確証データ
下図は、実験そのⅡの底面線量グラフにおいて、底面線量の最終値端を横軸線上に回転移動したものである(赤太線)。
開始端と最終端の線量の値は、加熱殺菌処理直後の放射線量なので、
この回転移動処理を施すことにより、横軸線は微生物の影響を受けない「土壌の放射能から発するのみの放射線量レベル」を意味する。
従って、底面線量が横軸線より上にはみ出している箇所(イ)に注目すると、
放射能崩壊加速によって放射線量が増えていることを示す物的証拠となれるものである。
なお、赤太線の底面線量データは、実際には土壌に含まれる水分によって放射線が減衰することで線量は低下しているので、
少なくとも3%~2%ほどは低下しているものとみなし、補正線を描いてみた(ロ)。
この分析処理により、土壌微生物が働くと、ほぼ全面的に放射能崩壊が加速していることが推測できる。
--------------------------------------------------
以上の(1)(2)(3)のことから、土壌微生物が働くことによる「放射能崩壊説」は仮説レベルではなくなった。
・(2)は状況証拠でしかないが、
・(1)と(3)は物的証拠に近い。
しかし、「放射能崩壊加速説」の真偽は謎である、ぜひ現象を確認されて謎を解明して頂きたい。
なお、これまでに多くの農家や環境ボランティアなどから放射能/放射線の低減が実現しているとする具体的な
報告がなされているが、その理由とするコメントが気になる、
①光合成細菌が放射能の崩壊を抑えているのではないか
②光合成細菌の細胞内に取り込まれ無害化しているのではないか、
というものである。
しかし、もし①や②の働きによるものならば、土壌を加熱乾燥処理して光合成細菌を死滅した後に測定すると
「放射能は減量されていない」ってことになるはずなので、私の実験の結果を説明できるものではない。
私は今まとめながら、「放射能崩壊加速説」は、ひょっとして正しいのではないか、との想いは消えていない。
最後に、蛇足ではあるが、
・「放射線吸収説」の現象とメカニズムから解明できたが、
・「放射能崩壊加速説」の現象と物証もとることができた
・しかし「放射能崩壊加速説」のメカニズムは不明である、何がどうして加速させるのか?
でも、現象は掴んだ、再現性もある、誰にでも再現できるので、科学たり得ることは確かである。
再現性のある現象は、将来必ず解明されてきているのが科学の歴史であり、現象の追求が科学の進歩でもある。
誰かが解明されることを、期待している。