反論 (放射能汚染分野)
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EMバッシングに反論 (go, 2014/12/1 7:47)
- 反論 ( 農業分野 ) (go, 2015/1/24 13:54)
- 反論 (水質浄化分野) (go, 2015/2/23 19:12)
- 反論 (放射能汚染分野) (go, 2015/3/29 20:02)
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既に福島などから「EMは放射能汚染に効果がある」との報告が多数公開されているが、
「微生物に放射能汚染など解決できない」など、次のような批判がある。
・光合成細菌は太陽光しか利用できないので放射線は吸収できない
・微生物ごときに放射能は低減できない
・放射能の作物への吸収抑制はカリ肥料によるものである
・EMの飲用で放射能のダメージなど防げない
・EMは放射能への不安に付け込む商法である
しかし、これら批判の多くは、誤った認識によるものであり、以下反論したい。
1。EMは「放射能を低減できる」ことが実証できた
福島県をはじめ全国の有志たちから、EMの施用により放射能が低減したという事例が多く報告されている。
しかし、事例の多くは、野外実フィールドで放射能測定したものなので、
・雨などで一部が流出したのではないか?
・耕起したため地下に拡散したのではないか?
・植物に吸収されて薄まったのではないか?
・天候などによって空間線量の変動ではないか?
・物理的半減期崩壊による減少も含まれているのではないか?
など、測定の仕方や精度の問題を指摘する向きも少なくない。
そこで私は、放射能の流出のない閉鎖系環境で放射能低減実験を行った(2013-2014)が、その結果は、
・光合成細菌は放射線を吸収すること
・EMは土壌放射能を低減すること
などを確認することができた。
(詳しくは放射能低減の実験報告 (放射線吸収・放射能減量を実証) を参照)
一般に「放射能が低減した」という現象は、「Sv測定にて放射線量が減った」ものなのか、
「Bq測定にて放射能そのものが減った」ものなのか、またはその両方であることが実験でわかった。
1-1 光合成細菌は放射線を吸収することが実証できた
・このことは、私の上記実験によって確認でき、
「光合成細菌は太陽光しか利用できない」とする見解は間違いであることが証明できた。
・実験では、光合成細菌資材を投入しても、必ずしも放射線の吸収が出現するものではなく、
酵母を増やす操作をことで放射線の吸収が顕著に表れた。
この理由は、酵母が糖や有機物を分解するときCO2を排出するが、光合成細菌の行う光合成には
原料のCO2が不可欠であることから、CO2不足では光合成細菌が存分に働けない、つまり、
光化学反応が行われない=光子エネルギー(放射線等)が吸収されない原理によるものである。
私は、酵母を増やすために糖蜜を散布し、結果として放射線の吸収をコントロールすることができた。
1-2 土壌微生物群の働きで放射能そのものの低減(減量)できる
一般に、放射能の半減期は「如何なる物理的科学的電磁波的ストレスを加えても不変である」と言われている。
・ところが、私の実験では、開始時と終了時の放射線量に有意な低減が観測された(①)、
明らかに放射能は低減したのである。
・それと同時に、不可解な現象を掴むことができた、それは、
・土壌表面の放射線量は低下すると、底面放射線が増え、
逆に、表面放射線が増加すると底面放射線は低下する、
という放射線量の明確な相関関係である(②)。
・私は、放射線量低減の事実①と、土壌表面と底面の放射線量の変化の相関関係から、
土壌微生物叢(光合成細菌主体)の働きによって放射能の崩壊が早まるとする
「放射能崩壊加速説」を提唱してみた。
もちろん、放射線崩壊加速説のメカニズムの解明は今後を待たなければならないが、
メカニズムの解明は別として、「微生物の働きによって放射能そのものは低減する」という現象と
そのデータが取れたのである。
2. 放射能の作物への吸収抑制について
(1) 福島県は、平成23年度「民間等提案型放射性物質除去・低減技術実証試験事業」を実施した
・この事業に応募したマクタアメニティ(株)の「EMオーガアグリシステム標準堆肥」による
コマツナ栽培で、放射能の吸収が他と比較して顕著に低かったことが報告された。
・しかし、その後、福島県や農学者たちから、それはEMによる効果ではない、との見解が出された。
その根拠としているのは、
・吸収抑制された要因は、その肥料に含まれた交換性カリウム成分によるものである。
・カリウムは栄養素として植物が根から吸収されるが、セシウムもカリと同じ化学性があるので、
土壌にカリ剤を施用することで放射性セシウムの吸収が抑制される働きがある。
・上記の試験事業では、EM堆肥の施肥量が多すぎた結果として、
セシウムの吸収量が抑制されたのであって、EMの効果ではない、という解釈に変えられた。
(2) しかしマクタアメニティの標準堆肥を施用する多くの農家の作物には放射能が検出されない、
との報告が既にある。( 甦れ!食と健康と地球環境 「第57回堆肥等の放射線対策 )より 引用:
・なお、このレポートには、マクタアメニティ標準堆肥の作り方も公開されており、
カリウム成分が高い米ヌカなどの資材を特別多く混入したわけでもなく、
通常の畜産堆肥づくりにEMと光合成細菌を強化しただけである。
(3) ベラルーシの国立放射線生物学研究所では
・「EMが土壌に含まれる放射性セシウムの植物への移行を抑制する作用の研究 」
が行われてたが、カリウム成分のない液体EMだけでも作物への移行が抑制されている。
(4) 放射性セシウムの植物への移行抑制のメカニズムについて
① 国の放射能汚染した農地の放射能汚染対策として
・ゼオライトと交換性カリ(塩化カリウム)の投入を義務づけ/推奨しているが、その根拠は、
セシウムは土壌の鉱物と結合する性質があることから、ゼオライトを施用することで作物への吸収が
抑制されると言うものである。
・また、セシウムはカリと化学性が似ているので、カリ肥料を施用することで、
放射性セシウムが作物に吸収されるが抑制されるというものである。
・しかしこの農業指導方針は、有機農業への道を閉ざすことに繋がるものであろう。
② 微生物が放射性セシウムを濃集することについて
・全ての生物(動物・植物・微生物)にとってカリウムは不可欠である。
放射性セシウムはカリウムと化学性が似ているので、微生物細胞膜のカリウムチャネルを通じて
微生物の菌体内に取りこまれる。
従って、EM栽培を行うことで土壌微生物群が豊かになり、放射性セシウムイオンは菌体内に固定され、
その結果として植物への吸収が抑制される。
・また、糸状菌が放射性セシウムを濃集することが広く知られている。
(糸状菌の細胞膜にセシウムが凝縮している写真がどこかにあったが、探したら貼るつもりでいる)
これは、セシウムイオンは細胞膜や菌体内部のリン酸と結合しやすいことによるものである。
・これは酵母がウラニウムを細胞壁に濃集する写真である引用: ( 図:酵母でウランを鉱物化)
・この写真は、酵母に含まれるリン酸が
ウラン塩と結合したもの
・細胞壁から外側に形成するだけでなく、
一部は菌体内部にも入り込んでいる
・針上に伸びていることから、リン酸塩
のイオン化力は相当に高いと思われる
・なお、微生物が作り出す有機酸や酵素が金属や放射性物質を可溶化するという。 引用: ( 図:未来を拓く先端基礎研究)
(5) EM畜産事例/放射能汚染した牧草地の放射能低減
① 放射能汚染地帯の畜産経営は非常に厳しい状況におかれている。
・牧草は高度に汚染されているので牛の飼料には使えないので、汚染されていない購入牧草を
使わなければならない。
(なお、牧草は焼却処分されるが、焼却炉からの排煙による再拡散が懸念される)
・牛乳の放射能含有は自主規制値5Bq以下となれるよう、汚染牧草を一部は使うことはできる。
・補償が減額されたら畜産経営は成り立たなくなると思われてならない。
② 一般的なEMを活用した畜産について(震災以前)
・東日本大震災が起こる以前から、畜産にEMを使って効果を上げている事例は多い。
・EMの使用方法は、牛に「飲ませる」「食べさせる」「牛舎内に散布する」が基本である。
・牛舎の悪臭はほとんど消え、ハエは激減し、作業環境は大きく改善される
・牛の毛艶が良くなり、ストレスがなくなり、羅病も激減する
・乳質は最高ランクになっていく
・スラリーは半熟EM化されているので牧草地や畑に散布することができる
・牛糞堆肥は、最良の有機肥料となる、等々
③ 福島県南相馬市龍澤牧場の放射能汚染対策としてのEM取組み事例
・龍澤牧場では、これまでEMを使っていなかったが、2012年から取組がはじまった。
(引用:第74回 福島における2013年度のEMによる放射能対策の成果(1))
・EMに取り組むことにより、上記②の効果は出はじめた。
(牛乳へのセシウム移行については、④で述べる)
・2012,2013の2年にかけて、牧草地のセシウムを測ったのが下図である。
また、セシウムの牧草への移行も測定していたが、
報告にあった移行係数は、ちと不正確なので、私の勝手で再計算し(画像をクリック)、
対照区(化成肥料)と比べたEM区の差は、初年度なこともあって低減比-17%ほどであった。
・EMの散布は、
・悪臭のなくなったスラリー液肥を牧草地表面に撒いたこと
・EM活性液の散布回数は、エンバクは1回、イタリアングラスは2回
・特筆すべきことは、牧草土壌のセシウム濃度が対照区は上昇していたことである。
対照区が上昇した要因は、山の斜面からセシウムが流れ込んだものか、それとも
フクイチから今でも毎日放射能が拡散しているので、その影響も考えられる。
・このような悪条件にも係わらず、EM区が低下することは予想通りというより、
予想以上の効果があるものだと驚かされよう。
④ 牛乳へのセシウムの移行が減ってきた
まずは第60回 乳牛の内部被曝対策についてを見ていただきたい。
・汚染牧草地から刈り取った牧草を食べさせた乳牛1頭から搾った牛乳のセシウム濃度が
EM投与後4週目から下がりはじめている。
このことは既に予想されていることなので追跡測定したのだが、
問題は、食べたセシウムは、いったいどこに消えたのだろうか?
・体内循環(糞尿排出)が早まったのか?
しかし、生命あるものは、何よりも子孫を残すためのメカニズムが優先されるはず
(乳、卵、果実、被子、種子・・・)
・生体内の元素転換または半減期崩壊加速なのか?
(微生物、酵素、弱い相互作用を壊す波動の総力力・・・)
今後の解明へのアプローチが楽しみである。
・下図は、EMを活用した畜産では、EM(微生物群)が善循環していることが分かる。
牧草はEMによって生命力が高められている、それをサイレージ化した飼料は機能性が高い。、
健康な牛から排出される糞尿は腐敗臭が大幅に抑えられていることからすでに善玉菌優勢になっていり、
そのままでも植物の肥料にはなるが、EMを散布することで最高の有機肥料になる。
(6) 国の推奨または義務化したゼオライト+塩化カリウム施用の問題について
① 化学肥料の投入によって、有機農業は慣行農業への転換を余儀なくされる。
・慣行栽培に転換すると、市場や顧客への魅力や商品価値は損なわれ、
風評被害やTPPなどと相まって、福島の農業の未来は完全に閉ざされてしまう可能性が高い。
・また、カリウムの投入により、収量は上がるが、食味は落ちるし、
塩素イオンの過剰は、成長を妨げ、濃度が高ければ成長は遅れるなどの影響がある。
(特に敏感な植物は、桃、りんご、タバコ、じゃがいも、ぶどう、ピ-マンなど)
結局のところ、今の国の放射能汚染対策では、福島や北関東などの放射能汚染地帯の農業を
救うことができない、と思わざるを得ない。
放射能に汚染された農地で農業を続けるためには、EM栽培に切り変えることでしか
農業の未来は考えられないのではないか。
・EMは放射能汚染の解決策をの全てを提供する
・作物への放射能の吸収は抑制され、
・土壌の放射能そのものも低減でき、
・農作業などで強い放射線による外部被ばくも軽減する。
・環境問題、農業従事者の満足度、顧客=生活者への精神面等の貢献、新規就農者への魅力など、
EM栽培による農業への夢と可能性は大きく広がるものである。
それに対して、国がゴリ押しする農業の除染対策と後戻りできない慣行栽培では、
これからの国際化や品質差別化や生活者との連携化など、ますます厳しくなる農業の再生は、
難しいのではないか、考える。
2. 清涼飲料EMXGoldに対する批判的意見にコメントする
ネットでは、「清涼飲料EMXgoldは、放射能汚染の不安に便乗した怪しい商品である」などの批判記事が
見受けられるので、以下コメントする。
① この批判は当たらない。
すでにチェリノブイリでの放射能汚染で悩むべラルースの子供たちへの放射能障害に
EMXの投与で顕著な効果があったことが以下に報告されている。
● EMX(健康飲料)による放射能被曝対策について 引用:・1994年野呂美加さん(チェルノブイリのかけはし代表)
からの問い合わせを契機に、支援保養のために来日したベラルーシの子供たちにEM・X(抗酸化飲料)を
提供すると同時にEM・Xの効果を確かめることができた。
・来日療養期間:7月23日~8月31日
・子どもたちを3つのグループに分けた
A:EM・xの飲用30cc/日 B:EM・xの飲用50㏄/日 C:EM・Xを飲まない
・日本へ出発する前の身体負荷値は
A:81.61Bq B:88.65Bq C:62.99Bqであった
・ベラルーシに帰国した直後の測定値は
A:26.78Bq(相当下がっている) B:全員測定不能(=正常値) C:33.81Bq(通常の転地療法効果)
・そして引き続きEM・Xの持続性について10月と12月に追跡調査したその結果は、
A:帰国時よりさらに下がっていた 22.16Bq B:全員測定不能=正常値を維持していた C:37.31と高くなりはじめた
このことから、EM・Xは1日当り50ccを服用すると40日でセシウム137の身体負荷量を
完全に消去すると同時に、耐放射性機能が長期にわたって保持される可能性を示している。
② 田中茂医師が著書「EMーXが生命(いのち) を救う」(要点)の中で臨床事例が載っているが、
ゆほびか誌2002年3月号「EM飲料 驚異の新証言」(抜粋)で取り上げられていることから、
EMXがガンや難病に効果があるものと考えて良いのではないかと思われる。
③ なお、上記の試験で使われたのはEMXであり、現在製造販売されているEMXgold商品とは
メーカも製法も異なるので「EMXgold商品は放射能障害に効果があるとは言えない」という
意見もあるようなので、これに関する私の意見は次のとおり。
・EMブランドは信頼できると考えたい。
研究開発で改良した新製品のたびに攻撃があることは、技術革新が停滞する恐れがある。
・効能の一つに抗酸化作用があるが、EMXより劣ることを批判者からは明確にされていない。
・悪い商品は、顧客離れなどから自然に衰退していくものなので、あまり気にならない。
・なお、EMXgoldについてメーカでは加熱すると機能が上がる酵素!!として紹介されていおり、
これは、気楽に熱いお茶や料理に入れられるので歓迎である。
・なお、私は発酵食品や発酵飲料を作る際には、発酵促進と雑菌繁殖抑制として
多用している(参考まで)。
④ EMXは高価である、という批判には、個々の価値観によるものなのでコメントしようがないが、
抗酸化物質や抗酸化酵素は、家庭でも発酵によって簡単に多量に作ることができる。
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以上のことから、放射能汚染の基本的な問題に対して、EMにはソリューション(解決策)あることを示した。
しかし、放射能汚染は問題だが、つまるところ健康への影響はどうなのだろうか、
特に気になる点は「内部被ばく・低線量被ばく」であろう。
そこで、別な記事として
国民に知られたくない内部被ばくの真実/細胞損傷リスクを試算
をUPしたので、覗いてみてください。
「微生物に放射能汚染など解決できない」など、次のような批判がある。
・光合成細菌は太陽光しか利用できないので放射線は吸収できない
・微生物ごときに放射能は低減できない
・放射能の作物への吸収抑制はカリ肥料によるものである
・EMの飲用で放射能のダメージなど防げない
・EMは放射能への不安に付け込む商法である
しかし、これら批判の多くは、誤った認識によるものであり、以下反論したい。
1。EMは「放射能を低減できる」ことが実証できた
福島県をはじめ全国の有志たちから、EMの施用により放射能が低減したという事例が多く報告されている。
しかし、事例の多くは、野外実フィールドで放射能測定したものなので、
・雨などで一部が流出したのではないか?
・耕起したため地下に拡散したのではないか?
・植物に吸収されて薄まったのではないか?
・天候などによって空間線量の変動ではないか?
・物理的半減期崩壊による減少も含まれているのではないか?
など、測定の仕方や精度の問題を指摘する向きも少なくない。
そこで私は、放射能の流出のない閉鎖系環境で放射能低減実験を行った(2013-2014)が、その結果は、
・光合成細菌は放射線を吸収すること
・EMは土壌放射能を低減すること
などを確認することができた。
(詳しくは放射能低減の実験報告 (放射線吸収・放射能減量を実証) を参照)
一般に「放射能が低減した」という現象は、「Sv測定にて放射線量が減った」ものなのか、
「Bq測定にて放射能そのものが減った」ものなのか、またはその両方であることが実験でわかった。
1-1 光合成細菌は放射線を吸収することが実証できた
・このことは、私の上記実験によって確認でき、
「光合成細菌は太陽光しか利用できない」とする見解は間違いであることが証明できた。
・実験では、光合成細菌資材を投入しても、必ずしも放射線の吸収が出現するものではなく、
酵母を増やす操作をことで放射線の吸収が顕著に表れた。
この理由は、酵母が糖や有機物を分解するときCO2を排出するが、光合成細菌の行う光合成には
原料のCO2が不可欠であることから、CO2不足では光合成細菌が存分に働けない、つまり、
光化学反応が行われない=光子エネルギー(放射線等)が吸収されない原理によるものである。
私は、酵母を増やすために糖蜜を散布し、結果として放射線の吸収をコントロールすることができた。
1-2 土壌微生物群の働きで放射能そのものの低減(減量)できる
一般に、放射能の半減期は「如何なる物理的科学的電磁波的ストレスを加えても不変である」と言われている。
・ところが、私の実験では、開始時と終了時の放射線量に有意な低減が観測された(①)、
明らかに放射能は低減したのである。
・それと同時に、不可解な現象を掴むことができた、それは、
・土壌表面の放射線量は低下すると、底面放射線が増え、
逆に、表面放射線が増加すると底面放射線は低下する、
という放射線量の明確な相関関係である(②)。
・私は、放射線量低減の事実①と、土壌表面と底面の放射線量の変化の相関関係から、
土壌微生物叢(光合成細菌主体)の働きによって放射能の崩壊が早まるとする
「放射能崩壊加速説」を提唱してみた。
もちろん、放射線崩壊加速説のメカニズムの解明は今後を待たなければならないが、
メカニズムの解明は別として、「微生物の働きによって放射能そのものは低減する」という現象と
そのデータが取れたのである。
2. 放射能の作物への吸収抑制について
(1) 福島県は、平成23年度「民間等提案型放射性物質除去・低減技術実証試験事業」を実施した
・この事業に応募したマクタアメニティ(株)の「EMオーガアグリシステム標準堆肥」による
コマツナ栽培で、放射能の吸収が他と比較して顕著に低かったことが報告された。
・しかし、その後、福島県や農学者たちから、それはEMによる効果ではない、との見解が出された。
その根拠としているのは、
・吸収抑制された要因は、その肥料に含まれた交換性カリウム成分によるものである。
・カリウムは栄養素として植物が根から吸収されるが、セシウムもカリと同じ化学性があるので、
土壌にカリ剤を施用することで放射性セシウムの吸収が抑制される働きがある。
・上記の試験事業では、EM堆肥の施肥量が多すぎた結果として、
セシウムの吸収量が抑制されたのであって、EMの効果ではない、という解釈に変えられた。
(2) しかしマクタアメニティの標準堆肥を施用する多くの農家の作物には放射能が検出されない、
との報告が既にある。( 甦れ!食と健康と地球環境 「第57回堆肥等の放射線対策 )より 引用:
・なお、このレポートには、マクタアメニティ標準堆肥の作り方も公開されており、
カリウム成分が高い米ヌカなどの資材を特別多く混入したわけでもなく、
通常の畜産堆肥づくりにEMと光合成細菌を強化しただけである。
(3) ベラルーシの国立放射線生物学研究所では
・「EMが土壌に含まれる放射性セシウムの植物への移行を抑制する作用の研究 」
が行われてたが、カリウム成分のない液体EMだけでも作物への移行が抑制されている。
(4) 放射性セシウムの植物への移行抑制のメカニズムについて
① 国の放射能汚染した農地の放射能汚染対策として
・ゼオライトと交換性カリ(塩化カリウム)の投入を義務づけ/推奨しているが、その根拠は、
セシウムは土壌の鉱物と結合する性質があることから、ゼオライトを施用することで作物への吸収が
抑制されると言うものである。
・また、セシウムはカリと化学性が似ているので、カリ肥料を施用することで、
放射性セシウムが作物に吸収されるが抑制されるというものである。
・しかしこの農業指導方針は、有機農業への道を閉ざすことに繋がるものであろう。
② 微生物が放射性セシウムを濃集することについて
・全ての生物(動物・植物・微生物)にとってカリウムは不可欠である。
放射性セシウムはカリウムと化学性が似ているので、微生物細胞膜のカリウムチャネルを通じて
微生物の菌体内に取りこまれる。
従って、EM栽培を行うことで土壌微生物群が豊かになり、放射性セシウムイオンは菌体内に固定され、
その結果として植物への吸収が抑制される。
・また、糸状菌が放射性セシウムを濃集することが広く知られている。
(糸状菌の細胞膜にセシウムが凝縮している写真がどこかにあったが、探したら貼るつもりでいる)
これは、セシウムイオンは細胞膜や菌体内部のリン酸と結合しやすいことによるものである。
・これは酵母がウラニウムを細胞壁に濃集する写真である引用: ( 図:酵母でウランを鉱物化)
・この写真は、酵母に含まれるリン酸が
ウラン塩と結合したもの
・細胞壁から外側に形成するだけでなく、
一部は菌体内部にも入り込んでいる
・針上に伸びていることから、リン酸塩
のイオン化力は相当に高いと思われる
・なお、微生物が作り出す有機酸や酵素が金属や放射性物質を可溶化するという。 引用: ( 図:未来を拓く先端基礎研究)
(5) EM畜産事例/放射能汚染した牧草地の放射能低減
① 放射能汚染地帯の畜産経営は非常に厳しい状況におかれている。
・牧草は高度に汚染されているので牛の飼料には使えないので、汚染されていない購入牧草を
使わなければならない。
(なお、牧草は焼却処分されるが、焼却炉からの排煙による再拡散が懸念される)
・牛乳の放射能含有は自主規制値5Bq以下となれるよう、汚染牧草を一部は使うことはできる。
・補償が減額されたら畜産経営は成り立たなくなると思われてならない。
② 一般的なEMを活用した畜産について(震災以前)
・東日本大震災が起こる以前から、畜産にEMを使って効果を上げている事例は多い。
・EMの使用方法は、牛に「飲ませる」「食べさせる」「牛舎内に散布する」が基本である。
・牛舎の悪臭はほとんど消え、ハエは激減し、作業環境は大きく改善される
・牛の毛艶が良くなり、ストレスがなくなり、羅病も激減する
・乳質は最高ランクになっていく
・スラリーは半熟EM化されているので牧草地や畑に散布することができる
・牛糞堆肥は、最良の有機肥料となる、等々
③ 福島県南相馬市龍澤牧場の放射能汚染対策としてのEM取組み事例
・龍澤牧場では、これまでEMを使っていなかったが、2012年から取組がはじまった。
(引用:第74回 福島における2013年度のEMによる放射能対策の成果(1))
・EMに取り組むことにより、上記②の効果は出はじめた。
(牛乳へのセシウム移行については、④で述べる)
・2012,2013の2年にかけて、牧草地のセシウムを測ったのが下図である。
また、セシウムの牧草への移行も測定していたが、
報告にあった移行係数は、ちと不正確なので、私の勝手で再計算し(画像をクリック)、
対照区(化成肥料)と比べたEM区の差は、初年度なこともあって低減比-17%ほどであった。
・EMの散布は、
・悪臭のなくなったスラリー液肥を牧草地表面に撒いたこと
・EM活性液の散布回数は、エンバクは1回、イタリアングラスは2回
・特筆すべきことは、牧草土壌のセシウム濃度が対照区は上昇していたことである。
対照区が上昇した要因は、山の斜面からセシウムが流れ込んだものか、それとも
フクイチから今でも毎日放射能が拡散しているので、その影響も考えられる。
・このような悪条件にも係わらず、EM区が低下することは予想通りというより、
予想以上の効果があるものだと驚かされよう。
④ 牛乳へのセシウムの移行が減ってきた
まずは第60回 乳牛の内部被曝対策についてを見ていただきたい。
・汚染牧草地から刈り取った牧草を食べさせた乳牛1頭から搾った牛乳のセシウム濃度が
EM投与後4週目から下がりはじめている。
このことは既に予想されていることなので追跡測定したのだが、
問題は、食べたセシウムは、いったいどこに消えたのだろうか?
・体内循環(糞尿排出)が早まったのか?
しかし、生命あるものは、何よりも子孫を残すためのメカニズムが優先されるはず
(乳、卵、果実、被子、種子・・・)
・生体内の元素転換または半減期崩壊加速なのか?
(微生物、酵素、弱い相互作用を壊す波動の総力力・・・)
今後の解明へのアプローチが楽しみである。
・下図は、EMを活用した畜産では、EM(微生物群)が善循環していることが分かる。
牧草はEMによって生命力が高められている、それをサイレージ化した飼料は機能性が高い。、
健康な牛から排出される糞尿は腐敗臭が大幅に抑えられていることからすでに善玉菌優勢になっていり、
そのままでも植物の肥料にはなるが、EMを散布することで最高の有機肥料になる。
(6) 国の推奨または義務化したゼオライト+塩化カリウム施用の問題について
① 化学肥料の投入によって、有機農業は慣行農業への転換を余儀なくされる。
・慣行栽培に転換すると、市場や顧客への魅力や商品価値は損なわれ、
風評被害やTPPなどと相まって、福島の農業の未来は完全に閉ざされてしまう可能性が高い。
・また、カリウムの投入により、収量は上がるが、食味は落ちるし、
塩素イオンの過剰は、成長を妨げ、濃度が高ければ成長は遅れるなどの影響がある。
(特に敏感な植物は、桃、りんご、タバコ、じゃがいも、ぶどう、ピ-マンなど)
結局のところ、今の国の放射能汚染対策では、福島や北関東などの放射能汚染地帯の農業を
救うことができない、と思わざるを得ない。
放射能に汚染された農地で農業を続けるためには、EM栽培に切り変えることでしか
農業の未来は考えられないのではないか。
・EMは放射能汚染の解決策をの全てを提供する
・作物への放射能の吸収は抑制され、
・土壌の放射能そのものも低減でき、
・農作業などで強い放射線による外部被ばくも軽減する。
・環境問題、農業従事者の満足度、顧客=生活者への精神面等の貢献、新規就農者への魅力など、
EM栽培による農業への夢と可能性は大きく広がるものである。
それに対して、国がゴリ押しする農業の除染対策と後戻りできない慣行栽培では、
これからの国際化や品質差別化や生活者との連携化など、ますます厳しくなる農業の再生は、
難しいのではないか、考える。
2. 清涼飲料EMXGoldに対する批判的意見にコメントする
ネットでは、「清涼飲料EMXgoldは、放射能汚染の不安に便乗した怪しい商品である」などの批判記事が
見受けられるので、以下コメントする。
① この批判は当たらない。
すでにチェリノブイリでの放射能汚染で悩むべラルースの子供たちへの放射能障害に
EMXの投与で顕著な効果があったことが以下に報告されている。
● EMX(健康飲料)による放射能被曝対策について 引用:・1994年野呂美加さん(チェルノブイリのかけはし代表)
からの問い合わせを契機に、支援保養のために来日したベラルーシの子供たちにEM・X(抗酸化飲料)を
提供すると同時にEM・Xの効果を確かめることができた。
・来日療養期間:7月23日~8月31日
・子どもたちを3つのグループに分けた
A:EM・xの飲用30cc/日 B:EM・xの飲用50㏄/日 C:EM・Xを飲まない
・日本へ出発する前の身体負荷値は
A:81.61Bq B:88.65Bq C:62.99Bqであった
・ベラルーシに帰国した直後の測定値は
A:26.78Bq(相当下がっている) B:全員測定不能(=正常値) C:33.81Bq(通常の転地療法効果)
・そして引き続きEM・Xの持続性について10月と12月に追跡調査したその結果は、
A:帰国時よりさらに下がっていた 22.16Bq B:全員測定不能=正常値を維持していた C:37.31と高くなりはじめた
このことから、EM・Xは1日当り50ccを服用すると40日でセシウム137の身体負荷量を
完全に消去すると同時に、耐放射性機能が長期にわたって保持される可能性を示している。
② 田中茂医師が著書「EMーXが生命(いのち) を救う」(要点)の中で臨床事例が載っているが、
ゆほびか誌2002年3月号「EM飲料 驚異の新証言」(抜粋)で取り上げられていることから、
EMXがガンや難病に効果があるものと考えて良いのではないかと思われる。
③ なお、上記の試験で使われたのはEMXであり、現在製造販売されているEMXgold商品とは
メーカも製法も異なるので「EMXgold商品は放射能障害に効果があるとは言えない」という
意見もあるようなので、これに関する私の意見は次のとおり。
・EMブランドは信頼できると考えたい。
研究開発で改良した新製品のたびに攻撃があることは、技術革新が停滞する恐れがある。
・効能の一つに抗酸化作用があるが、EMXより劣ることを批判者からは明確にされていない。
・悪い商品は、顧客離れなどから自然に衰退していくものなので、あまり気にならない。
・なお、EMXgoldについてメーカでは加熱すると機能が上がる酵素!!として紹介されていおり、
これは、気楽に熱いお茶や料理に入れられるので歓迎である。
・なお、私は発酵食品や発酵飲料を作る際には、発酵促進と雑菌繁殖抑制として
多用している(参考まで)。
④ EMXは高価である、という批判には、個々の価値観によるものなのでコメントしようがないが、
抗酸化物質や抗酸化酵素は、家庭でも発酵によって簡単に多量に作ることができる。
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以上のことから、放射能汚染の基本的な問題に対して、EMにはソリューション(解決策)あることを示した。
しかし、放射能汚染は問題だが、つまるところ健康への影響はどうなのだろうか、
特に気になる点は「内部被ばく・低線量被ばく」であろう。
そこで、別な記事として
国民に知られたくない内部被ばくの真実/細胞損傷リスクを試算
をUPしたので、覗いてみてください。