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放射能の食事摂取での体内蓄積について

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なし 放射能の食事摂取での体内蓄積について

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3
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012-2-9 16:48 | 最終変更
go  管理人   投稿数: 113 オンライン
放射能が含まれる食事を毎日摂ったとき、放射能が体内にどの程度蓄積していくか? そのを内部被曝はどの程度になるのだろうか? を調べてみた。

 この図表の右下は、体内蓄積の推移曲線であり、
 年齢による体内代謝の違いをしめしているが分かる。
 左上の表は、放射能規制新基準ギリギリでの食事を摂ったときの
 女性の放射能量だが、1年後の体内蓄積量と内部被曝(放射線量)
 のようすがわかると思う。

【注目1】
 2012年4月から食品の放射能基準がこれまでの暫定基準を改め新基準が実施されることになった。
この新基準ははたして安全なのか? という疑問が聞こえて来ている、なぜならば、
この新基準は、外部被曝による(放射能障害としての)ガン発症率データから導かれたもので、
ガンまでは重くない放射能による病気や健康障害の原因の多くは内部被曝によるものなのに、
その点は全く無視・軽視されている基準だからである。

それはさておき、福島原発事故による東日本全域にわたる放射能汚染は、農産物や畜産物に現れてきており、放射能が流れでる行き先である河川や海の水産物にまで次第に広がっていき、日常の食卓を不安にさせていくのは避けられないことであろう。

そこで新基準ギリギリの食品で食事したとしたら、どのくらいの放射能を摂取することになるのか?
成人女性の平均的な食事量から試算してみたら、
 141.5ベクレルであり、
 セシウム137と仮定した放射線量は1.84マイクロシーベルト
である。
この値は、安全なのか?それとも要注意のレベルなのか?


【注目2】
放射能を含んだ食事を毎日摂取し続けたら、体内にどの程度蓄積していくのだろうか?
これから問題になる放射能の一つのセシウム137の物理的半減期は30.17年であるが、
体内に取り込まれた放射能は新陳代謝として次第に体外に排出さるので、それを生体的半減期というが、
年齢によって新陳代謝の早さがことなることから、次の半減期とみなせるようである、
 〜1歳:9日
 〜9歳:38日
 〜30歳:70日
 〜60歳:100日

そこで、毎日1ベクレルの放射能を毎日摂取し続けた、体内への蓄積曲線を求めてみた。
〜60歳の方なら、1年後には132倍に濃縮されていくことが分かった。
(なお、計算に用いた半減期は、生体的半減期+物理的半減期としている)


【注目3】
そこで、注目1で試算した毎日の141.5ベクレルの食事によって、1年後に蓄積する放射能の量は、
 総量 18,678ベクレル 
 放射線量 一日当たり242.814μシーベルト、年間88.63ミリシーベルト
であり、これは非常に危険な水準であると言えよう。


【注目4】
ところが、ネットで調べてみると、体内蓄積総量を体重で割った値、
つまりKgあたりの放射能量(ベクレル)を算出して、年間1ミリシーベルト程度だから、
あまり心配することはない程度のツッコミしか載っていないのだ。


●私は、外部被曝のだったら放射能汚染源の強弱を単位量当たりの放射能量ベクレル/kgとすることに異論はないけれど、引用:
体内に蓄積された放射能の場合は、
その総量から身体に有害な放射線が四方八方に放射して細胞や遺伝子を傷つける
ので、単位重量あたりの放射能で、その放射線量で内部被曝の健康を論じるのは如何なものか、
と主張したい。


【注目5】
放射線の生体影響については、国際放射線防護委員会(ICRP)が防護基準を勧告しているが、
いっぽう欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、ICRPは外部被曝のデータより導かれていると批判し、
内部被曝を重視した基準に改めるべき、という立場での勧告を出している。
(詳しくはICRPとECRRそれぞれの勧告についてを参照されたい)

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●内部被曝の【注目4】の実効線量は4.85μSVだが、この放射線量を福島県の空間線量と比較すると、なんと原発1号機〜2号機の間にある「養護老人ホーム「東風荘」」とほぼ同じ線量であることわかる。
福島から遠く離れていても安心できませんね、食事による内部被曝で、原発事故周辺に住んでいるのと同じくらいの放射能を浴びていることになるのですからね!

●放射能の体内蓄積の総量は、この表で計算した量よりも低いと思われる、つまり、
 ・食品に身体が必要とするカリウムが十分に含まれいるなら、それに似たセシウムの
  摂取は抑えられ、取りり込まれ方は少なくなる。
しかし、
 ・現代の食品は、食品分析表から見るように、昔に比べてカリウム分量が大幅に減っていること
 ・食習慣などでカリウムなどのミネラルが少ない素材で作られた食品が多いこと
などから、セシウムの体内取込みと体内蓄積は避けられないと思われる。

●計算は、新基準ギリギリの食品を摂取したと仮定したが、
 ・現実には、自治体、生産者組合、流通機関での検査は厳しいため、
  ギリギリということはないと思われる、
 ・しかし、いまや盛んな産直では、零細農家なども多く、農地管理や成果物の検査が
  不十分であることによって、基準値を越える産品が店頭販売される可能性もある。


放射能の内部被曝による問題は、これから表面化していくと思われるが、放射能対策の食事を考えていかなければならないと思う。
 
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